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ダヴィデ像 (ドナテッロ) : ウィキペディア日本語版 | ダヴィデ像 (ドナテッロ)[だヴぃでぞう]
『ダヴィデ像』(ダヴィデぞう、)は、ルネサンス初期のイタリア人彫刻家ドナテッロが制作した彫刻。1408年から1409年に制作された大理石のダヴィデ像と、1440年ごろに制作されたブロンズのダヴィデ像の2点があり、どちらもフィレンツェのバルジェロ美術館が所蔵している。美術史上からはブロンズ製の『ダヴィデ像』がより重要視されている。
== 『旧約聖書』のダヴィデとゴリアテ == 『ダヴィデ像』は、『旧約聖書』の『サムエル記』17章に記された、ダヴィデとゴリアテのエピソードをモチーフとした彫刻作品である。『サムエル記』によれば、イスラエル軍とペリシテ軍との戦争において、ペリシテ軍最強の巨人兵ゴリアテが、自分との一騎打ちで戦争全体の帰趨を決しようと何度もイスラエル軍を挑発した。イスラエル兵はゴリアテを恐れ、相手をしようとする者は誰もいなかったが、年少であったためにまだ兵役に就いていなかった羊飼いのダヴィデがゴリアテとの戦いに名乗りを上げる。イスラエル軍を率いていたサウル王はダヴィデに鎧と剣を与えたが、ダビデは兵士としての訓練を積んでいないとしてこれらを断り、投石器を手にしてゴリアテに対峙した。そしてダヴィデが放った石がゴリアテの頭部に命中してゴリアテを倒し、ダヴィデはゴリアテの剣を奪い取ってその首を落とした。その後、ペリシテ軍は約束を守って戦場から撤退したためにイスラエル軍は救われた。ダヴィデの特別な力は神からの恩恵であり、善は悪に打ち勝つということを描写したエピソードである〔Raymond-Jean Frontain and Jan Wojcik, eds., ''The David Myth in Western Literature'', West Lafayette, IN, 1980.〕。
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